症状
ユーコン XL(GMC Yukon XL 2000–2006年式)の「始動しない」:考えられる原因と対処
ユーコン XL(GMC Yukon XL 2000–2006年式)の記録のうち、「始動しない」を挙げているものは35件です(所有者の苦情 18件、メーカー通知 17件)。技術文書に対処が書かれている原因は6件です。当たる記録の多い順に並べています。
技術文書に対処が書かれている原因(6件)
ガス欠なのに燃料計が空より上を指す・クランキングしても始動しない・エンスト(燃料レベルセンサーを交換)
この条件に当たる記録 3件
対処法
- 燃料センサーを交換する。
インテークマニホールドのガスケット漏れ
この条件に当たる記録 1件
冷間時のアイドルで失火し、P0171・P0174・P0300 のいずれかが入る。
インテークガスケットのシールが吸気ポートのまわりで漏れ、リーン(希薄)になることがある。
見分け方
対処法
- シールがポートの下側で漏れることがあり、その場合はエア吸い(バキュームリーク)を見つけにくい。
- インテークのシールが漏れていると、MAF の値が通常より低く出ることがある。
- 200mm(7.87-in.)の範囲で 3mm(.118 in.)を超える反りがあるインテークマニホールドは交換しなければならない。
- インテークマニホールドの反りは、ランナーポート2つ分の幅だけで測定する。
ほか 5手順・すべての手順・部品番号・出典を見る(出典 3件) →
エンジンバルブの詰まり・汚れ
この条件に当たる記録 1件
クランクポジションセンサーの断続的な作動不良(8.1L、リコール 07V-521)
この条件に当たる記録なし(技術文書の記載による)
クランクポジション(センサー)が断続的にしか作動しない、または完全に故障することがある。
作動が断続的だと、エンジン警告灯(SES)が点き、エンジンの回り方が荒くなることがある。
見分け方
対処法
- 販売店はクランクポジションセンサーを交換する。
- 対策として、改良品のCKPを取り付ける。
- 請求の作業内容として記載されているのは、クランクポジションセンサーの交換と、Crankshaft Position System Variation Learn(クランク位置のばらつき学習)の実施。
- 部品: 12575172 Sensor, Crankshaft Position、1台につき1個。
燃料ポンプモジュールの配線コネクターの過熱(リコール 05V-155)
この条件に当たる記録なし(技術文書の記載による)
燃料モジュールのリザーバー ASSY にある燃料ポンプ配線のコネクターが、一定の使用条件で過熱することがある。
燃料ポンプ ASSY 上部の4極コネクターの端子に、フレッティング(微小な擦れによる腐食)と抵抗の増大が起きることがある。
見分け方
対処法
- 車載の排出ガス診断は約0.040インチ(=1.02 mm)以上の穴を検出し、service engine soon 警告灯を点灯させることがある。コネクターの位置は満タン時の燃料の液面より下にある。
- 販売店は燃料タンクとモジュールのリザーバー ASSY を取り外し、新しいサービスキットを取り付ける。
- 修理は、燃料ポンプ ASSY に修理キット 15824379 を取り付ける。キットには交換用のコネクター、交換用の燃料レベルセンサー、関連部品、説明書が入っている。
- カバーへの交換用コネクター部品の取り付けは新しい手順である。燃料レベルセンサーの交換は従来の SI の手順だが、この修理ではフロートを再使用する点が新しい。
ほか 5手順・すべての手順・部品番号・出典を見る(出典 4件) →
Passlock による始動直後の停止・始動不能
この条件に当たる記録なし(技術文書の記載による)
イグニッションシリンダー内の磁石が、イグニッションハウジング内のホール効果センサーに固有の電圧を発生させる。BCM とロックシリンダーが始動を許可する。
電圧が記憶された値と一致すれば、BCM が PCM に燃料の供給を許可する信号を送る。
見分け方
対処法
- 始動を試みたあとにセキュリティランプが点滅していれば、燃料カットの指令が出ている。
- 診断機(スキャンツール)のパラメーターが「fuel system disabled」やそれに類する表示なら、Passlock の不具合を示す。
- Passlock Data Voltage を約1分間監視する。電圧の値の変化は .02 volt を超えてはならない。
- 電圧が 5 V のまま変わらなければ、イグニッションハウジングを点検する。
ほか 1手順・すべての手順・部品番号・出典を見る(出典 3件) →
記録だけが挙げている原因
技術文書には無く、記録が原因として挙げているものです。苦情に書かれた原因は、所有者の判断や販売店からの伝聞であり、確認された事実ではありません。
- 燃料ポンプの故障(4件)
- コントロールモジュールの故障(1件)
関連する症状・診断コード・警告表示
上の不具合について、技術文書があわせて挙げているものです。
FaultCrate が公開の記録と技術文書から整理したものです。原因の判断と整備の方針は、車両を確かめたうえで整備する方が行ってください。件数は記録の数で、故障率ではありません。

